渥美半島を一周しつつ「さわやか」まで行ってみた。
おひさしぶり…ではないですね。最近マメに更新するレイニィです。
暖かくなって自転車が快適で楽しくて仕方がありません。
はっちゃけつつ色んなところへ足を運んでいます。
さて、今回は渥美半島一周ライドです。
ちょっと前から計画していたんですが、寒波さんのおかげでなかなか実行出来ず…今回すごく天気がよかったので、挑戦してきました。菜の花も綺麗らしく行く前からテンションアゲアゲでした。(死語)
計画をしたのは2月あたり。渥美半島自体はずっと興味があったんですが、そのくらいの時期にルートを大まかに決めていました。
具体的には、
自宅から鳥羽フェリーターミナルへ
フェリーで伊良湖岬へ
そこからぐるっと渥美半島一周!
折角なので静岡県にある「さわやか」へ行ってお昼ご飯でも…
こんな感じです。
時計回りか半時計回りかは最後まで悩んでいました。
実際は時計回りを選択…この所為か後半すごく痛い目に遭いました…
では以下、渥美半島一周ライドの話。
とりあえず前日準備です。
今回はフェリーの始発を逃すとそのまま後半の予定に響いてくるので、朝着替えたらすぐに飛び出せるように、完璧に準備しておきます。
春って、結構服装に悩むんですよね。朝は寒いし、昼は暑いし、夜は寒いし…
それでいて結構な風が吹いたりするので、体感温度は結構寒いです。
そこで今回は常に装備しているフロントバッグの他に、フレームバッグを装着しました。
個人的に荷物の多さに応じて、フロントバッグ<フレームバッグ<サドルバッグと装着していっています。
理由はシートポストのラインが好きだから…!
スラッとしてるのが最高にクールです。サドルバッグに邪魔されてはなりません。(個人的な意見)
横着者なので、サドルバッグ用の取り付けパーツはつけっぱなしなんですけどね!
とりあえず、今回の気温が最高気温15℃、最低気温2℃だったので、脱いだ服を収納できるようにフレームバッグを装着していきました。
結果としては若干薄着で寒かったです…
装備はこんな感じ。
上
mont-bell ジオラインMW
mont-bell ウェストウォーマーEXP
パールイズミ 半袖ジャージ
ユニクロ パッカブルパーカ
下
ジオラインLW
サイトウインポートの半ビブタイツ
mont-bell 半ズボン(名前忘れた)
15℃くらいなら暑いくらいやろー!な装備でした。
そういえば、ブログ書く時の文体が毎回違うんですよね。
森博嗣さんの小説を読んだ後はかなり固くなりますし、逆にライトノベル系だと軽くなったりします。
入間人間さんの小説を読んだあとは、軽いというよりかは軽薄になる感じですね!
今回は新しい自転車を組むにあたって色んなブログを見ていたので、そういうところに似た文体になっているのかもしれません。
全く関係ない話でした。
そして当日。
早朝5時半に起床して、いそいそと準備をします。30分後の6時にスタート!
鳥羽フェリーターミナルへは30km程度ですが、切符買ったり、輪行袋に詰めたり、乗船したりと色々あるので早めにスタートしました。
目指すのは8時10分発のフェリーです。7時50分くらいに乗船開始なので、時間的には余裕でしょう。
ですがまあ、そうも簡単には行きません。気温はなんと、ガーミン計測で-3℃でした。
流石に寒い。真冬の、それも寒波の時レベルの寒さでした。
10分走ったところで足の感覚が消え、身体は暑いんだか寒いんだかよく分かりません。
必死に100ケイデンス以上をキープして体を温めつつ走りますが、起きてから時間が経ってないのもあり、28kmくらいで巡行していました。
本当に寒かった…この時はこれがしんどいピークだろうと思っていました。お昼になれば15℃が春爛漫な快晴が待っている!
結果として7時45分頃に到着しました。案外ギリギリ。
急いで切符を買い、急いで輪行袋へ自転車を詰め込み、急いで乗船します。そそくさと。
そういえば切符の話ですが、往復で買うと安くなります。
あと自転車を輪行袋に詰めると、旅客運賃のみで乗船する事が出来ます。
そのまま積み込むと4,630円。
輪行袋に詰めると旅客運賃になり2,790円。
輪行袋に詰めるのもそこまで苦ではないですし、片道1,000円近くなるのはとても大きい…!
迷わず輪行袋にINです。
そして乗船。
あんまりいいスペースがなかったので、車椅子スペースの横に許可貰って置かせていただきました。
電車とかもそうなんですが、輪行出来る割には案外置くスペースがないですよね。
サイクルトレインとかもあるそうなので、1回利用してみたいですね。
輪行袋に詰めずに電車に乗れるなんて、普通に天国です…
伊勢湾フェリーは1時間程の船旅になります。
凍えて疲れた僕は、置いてある自転車横の雑魚寝スペースみたいなところで仮眠をとりました。
三半規管がとても弱いので、座っていると船酔いするのもあります。
寒くて寝られなかったんですけどね…
1時間なんてあっという間です。
自分でもよく分からないんですが、この時やっと渥美半島の天気を見たんですよね。
えっ?走りに行く場所の天気見てなかったの!?
自分でも笑いました。
まあ実際天気はよかったんですが、風速が6mになってました。
風、ですね。6mといえば、結構吹いてますよね。
向かい風なら軽く死ねます。(白石ちゃん風)
走り始めてから考えたらいいか~と思って楽に考えてたら、下船アナウンスが流れたので、準備をしていざ下船。
徒歩組として降りていきます。
ささっと輪行解除していざ!走り始めます!
日も登り少し暖かくなっていたので、快調に進んでいきます。30~35km巡行くらい。
そしたら途中の市街地を通った時にチラッとすごい景色が見えたので、フラッと立ち寄ってみました。
春ですね~すごくいい景色に出会えました。
この時点で終わってもいいくらいの満足度でした、個人的に。
素晴らしい景色を見落とし辛いのもの、移動手段として比較的スピードの遅い自転車ならではかなと思います。
バイクと比べても立ち止まりやすく、Uターンしやすいのもお気に入りです。
元気をもらったので、ここからも更に快調に飛ばしていきます。
実際はこの辺りから向かい風になり、速度がガクっと落ちました。
25km/hくらいでまったり進んでいきます。風速3~4mくらいの向かい風でした。
おかげでこの間、写真も撮っていません…さわやかの開店にも間に合いたかったので、少し必死でした。
そして前日の下調べ不足もあり、23号が自転車通行不可だと知らず…
ずっと側道を走ることになりました。
またこの側道が辛くて辛くて…斜度5~10%の微妙なアップダウン、十字路や一時停止などでのストップ&ゴー。
めちゃくちゃ脚と精神を削られました…
そして23号も終わりかけると、側道がなくなるとの表示が…
これはいけないと思いgoogle mapでルートを検索。音量MAXにしてフレームバッグの中に放り込んでナビしてもらいました。
結果としてはこれも裏目に出て、道に迷い(google map特有の変なルートへ案内→途中でナビ終了のコンボ)、更にプラスで45分程かかってしまいました…
側道と道迷いで到着が1時間ほど遅れてしまったので、さわやかではお昼時真っ只中の大盛況ぶり…ツーリンググループの大所帯も居たりしてお店に入る前から嫌な予感はしていましたが、2時間待ちの表示が出ていました。
流石に帰りのフェリーがあるので断念…でもいいんです。また来たらいいだけの話です。
それよりもお昼ごはんの為におなかを空かせていた僕は、湖西市街地に入ったすぐの某飲食店の横を通った時に、そこのあるものが食べたくて頭がいっぱいになっていました。
そこは…こちら。
\丸亀製麺/
うどん、好きなんです。コシのあるやつ。伊勢うどんも好きですけどね、地元のものですし、よく食べます。でも伊勢うどんはうどんではありません。伊勢うどんという名前の、ひとつのジャンルです。
カレー伊勢うどんとか結構おいしいですよ!
そんなこんなで丸亀のうどんを食べたんですが、セットの親子丼がとても多くて…これで並盛なの!?って感じでした。牛丼チェーン店の牛丼大盛クラスなので正直ビビってました。おなか空いてたので普通に完食できましたが、間食してたら危なかったかもしれません。
食べ終わって、フェリーまで余裕も出来たしまったり帰ろう~と思って走り始めたんですが、おなかが重くて正直キツカッタデス。
そして湖西市を抜けて愛知に入ると待ち受けていたのは…
強風。
7m前後の風が吹き荒れていました。
2~3%の登りが10%近く感じます。向かい風は本当に精神的にしんどいです。
しかも強風のおかげで寒い!体感気温は5℃ちょっとくらいでしょうか。
ここで速度が一気に落ち込み、15km/h前後でのろのろと進みます…
本当に辛かった…
電車で伊良湖岬までいけないだろうか?何度も考えました。
そして立ち止まって検索しましたが、もちろんありません。
基本的にバスは輪行不可ですし、もう進むしかありませんでした。
この時点で残り40km。時刻は14時半頃でした。とてもじゃないですが、15km/hのままでは最終のフェリーには間に合いません。
ここからは本当に気力だけで乗り切りました。
とても寒かったのですが、ウィンドブレーカーはバタつく為脱いでフレームバッグへ。
時折叫びながら、歯を食いしばって、平均20km/hの最低ラインを割らない様に、必死になってペダルをこぎ続けました…
2時間ですよ、2時間…今までの人生で2時間も連続で、更に全力で何かに挑戦したことなんてありませんでした。のうのうと生きてきたので。
寿命が縮んだ気がしました。生命が抜けていく感じ。生き物としてヤバイ。終わりかけてる…ってやつでした。
頑張った甲斐あって、16時45分頃、フェリーターミナルに到着しました。乗船時間ギリギリだー!!
ここで勘違いがひとつ。
フェリーの出航時間を17時10分だと勘違いしていました。正しくは17時40分。
何もギリギリじゃなかったです。なんなら15km/hで走っても間に合ってましたね…
そういえば高校受験の時も、アナログ時計の問題が出てしっかりと間違えたんですよね。今でもはっきりと覚えています。あの時は15時を午後5時だと勘違いしていました。つくづく時刻に弱いと実感しました…
乗船開始時間が17時20分頃からだったので、40分程時間が空きました。
前回バイクで渥美半島に来た時も時間確認せずに来たので、周りの散策はしませんでした。
なのでいい機会ですし、隣の恋路ヶ浜へ…
カップルだらけでした。その中をJapanese Ninjaの様な恰好をした汚い人が歩いている訳ですね。いい迷惑だったでしょう。
居ても面白くなかったので、フェリー乗り場へ戻り輪行袋へ自転車を詰めて、おみやげコーナーを見た後、乗船開始アナウンスと共に乗船しました。
帰りの船は程よく暖房が効いていたおかげでグッスリ仮眠できました。
ただ向かい風と寒さにやられてしまった為、仮眠で体力は回復したものの、気力はもう残っていませんでした。
フェリーを下船した後は自宅最寄の駅まで輪行。目の前で電車が行ってしまった為30分くらい待ちました…ここも寒かった。
あとはガタンゴトン、電車に揺られて最寄り駅到着後、輪行解除。帰宅しました。
その際ガーミンのサイコンがおかしくなってしまい、この1日の計測データをロスト…
最後まで散々な1日だった気がします。
フェリー乗り場での走行距離が155km、獲得標高1500m、平均速度22.1kmでした。
ここから自宅まで10km程なので、総走行距離は165km!参加予定のAACRも何とかなりそうなタイムで走れたので、一安心です。
ただTANTAN190kmはこのままだと厳しそうなのもわかり、トレーニングを重ねるしかなさそうですね…
色々ありましたが、渥美半島一周ライドの話がこの辺で…次はどこに行こうかな。
あとやっぱり我が家のRaleigh CRFくんはカタログスペックよりも若干重い気がします…構成パーツが重いのかな…
正直それもあるのか、登りでかなり体力を消耗してしまいます。確かに乗り心地はカーボンにも劣らない程ですが、ロングライドするにはこの重さはちょっとネックな気がします…大体11.5kgくらいなので。
次の自転車もクロモリなんですが、どこまで軽く出来るか…重量次第では今後のイベントも新しい自転車で出たいところです。7.5kgくらいでも組めるそうなので。
とりあえず、今回はこの辺で。