RainyDay*☂

趣味に関してつらつらと。

ヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)を飼い始めました。

 

 タイトル通り、ヒョウモントカゲモドキを飼い始めました。

 

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水飲み場でくつろぐこさめ



 元々僕自身が両生類、爬虫類好きで、過去にはシマヘビ、アオダイショウ、ニホンカナヘビニホントカゲニホンヤモリ、アマガエル、アカハライモリなど、日本にいる色んな種類の両爬虫類を飼育してきました。しかし夏季限定飼育で、ほとんどは秋になれば逃がしてしまっていました。唯一長期間で飼ったのがアカハラくらいです。

 

 そんな両爬虫類好きな僕ですが、最近はあまり飼育に手を出さずにいました。バイクだったり、自転車だったり、他の趣味も多かったので…

 ですが今夏、妹がヤモリを捕まえてきまして、それを機にまた飼いたいな~なんて思い始めて、遂に数年前から気になっていたヒョウモントカゲモドキの飼育に至りました。

 

 今回3か月ぶりの更新ですが、そんなヒョウモントカゲモドキの飼育設備の忘備録的な感じでちょっとずつ進めていきます。

 時間が経つと自分が何使ってるかわからなくなるんですよね…

 

 以下生体とそれの飼育設備について。

 

 

ヒョウモントカゲモドキ

 

 ヒョウモントカゲモドキとはなんぞや?という方の為に、軽く説明をしておきましょう。

 トカゲモドキの名前から分かるように、一般的なトカゲとは少し違います。トカゲ亜目ではありますが、ヤモリ科です。しかし、ヤモリとは違い、趾下薄板と呼ばれる壁に張り付く為の指先の器官がなかったり、瞼のないヤモリと違い瞼があるなど、ヤモリ科とはいいながら、ヤモリの中でもトカゲに近い、そんな可愛い存在です。

 

 

  最近では女性での飼育者も多い、ファンがたくさんいる種類の爬虫類です。

 

 

 魅力としては色や模様(モルフといいます)が豊富な事や、長年ブリーダーさん達によって繁殖された為、人に慣れやすい個体が多いのもひとつではないかと思います。

 

 あとは給餌感覚が大人だと2~3日に1回でよかったり、糞があまり臭わなかったり…

 

 そういえば糞は無臭、みたいな記事を見かけた事がありますが、一応臭います。放っておいたら、かなり臭うんじゃないでしょうか…うんちの臭いはそんなにしませんが、アンモニア臭プラス独特の香りがします。

  

 

 生体価格は7,000~上を見るとキリが無いほどまで幅広いです。70万円とか…

 

 

 給餌

 

 給餌、エサやりです。ヒョウモントカゲモドキ自体は昆虫食で、コオロギなどを与えて育てるのが一般的ですが、人工飼料でも飼育することが出来ます。

 以前まではグラブパイと呼ばれるアメリカミズアブの幼虫を主成分とした人工飼料があったのですが、最近ではレオパゲルと呼ばれる商品が人工飼料の主流となっているようです。

 

 

 

 

 

 これですね。主成分は爬虫類飼育ではおなじみのミルワームシルクワームです。それらとカルシウムや食物繊維、ビタミン等を練り合わせて作られています。人工飼料ではかなり有名なキョーリンから出ている事が安心感にも繋がっているのでしょうか。

 

 主成分ミルワームなので、これだけでも育てられるそうですが、まだまだ出たばかりなので今後の影響などはわかりませんが…

 

 今回購入した店舗のリミックスさんでは、予め人工飼料を食べるかテスト済みらしく、食べる子にはケージにシールが貼ってありました。人工飼料食べます!みたいな。

 

 で、今回は試しにレオパゲルでの飼育をしています。今まで昆虫だったのでコオロギやレッドローチも特に抵抗はないのですが、楽なのに越したことはありません。

 

 レオパゲルはゼリー飲料みたいにひねり出してそのまま与えられますから、とても楽ちんです…もちろんダスティングの必要もありません。

 

 ですが爬虫類です。拒食やいきなり食の好みが変わることも珍しくありません。

 

 レオパゲル単体でも育てられる!けど、いきなり食べなくなればそこからコオロギなどを使うことになるでしょう。見ていると慣れるんですけどね…コオロギしか食べないなら仕方ないか、って。

 

 可愛い可愛い我が子のようなものです。元気に育ってほしいですからね。

 

 

 命名「小雨(こさめ)」

 

 

 

 

 我が家にお迎えしたヒョウモントカゲモドキです。名前をこさめといいます。多分ですが雄みたいです。ですがこさめちゃんと呼ぶことにしています。誕生日は9月16日、我が家に来たのは11月18日…なので2か月のベビーですね。

 

 小雨の降る日に購入したのと、僕がよく使うRainyの名前からです。安直ですね。

 

 性格としては少し臆病で、あまり人前には出ないタイプでしょうか?1日の内のほとんどシェルター内で過ごし、エサが欲しい時になるとガラスに張り付いてジッとこちらを見つめてきます。会えない時間が愛を育ててくれるらしいので、エサの時間帯はテンション上がってます。

 

 モルフはアプター(APTOR)です。アルビノ(Albino)、パターンレス(Paternless)、トレンパー(Tremper)、オレンジ(ORange)の頭文字から来ています。

 

 簡単に説明すると、トレンパーさんが作ったアルビノで、模様の少なくオレンジ色の濃いヒョウモントカゲモドキ、です。

 

 アプターの場合目が通常のアルビノと同じ目をしているのですが、これがエクリプスアイだと、店頭でもよく目にする「ラプター」になるわけです。奥が深すぎて、モルフや繁殖の話はかじった程度なので、深いお話は出来ないのでこの続きはまたいつか…

 

 購入店舗「リミックスみなと店」

 

 今回購入させていただいたショップは、リミックスみなと店です。忙しい時間帯に2時間ほどじっくり考えさせていただきました…その際、いろいろお話を聞かせていただいたり、何種類か触らせていただいたり、親切にしていただきました。

 

 個人的にはリミックスみなと店、オススメです。近くても遠くても、あれだけの種類を置いているお店って、そうそうない気がします…名古屋インター店の方はもっと大きいとか?ちょっと行ってみたいですね。

 

 実はなんですが、本当はヒョウモントカゲモドキ狙いではなく、コーンスネーク辺りのヘビを飼育する予定だったのですよね。

 

 ですが兼ねてから気になっていたヒョウモントカゲモドキ(長いので以下レオパにします)の小雨…とは違うスーパーマックスノーアルビノの子にハートを撃ち抜かれてしまいました。かなり人懐っこい子でして、最初に目が合ったんですよね、何十匹もいる中で。これは運命だ!と思ったんですが、少し大きな(ヤングくらい)だったので、ベビーから飼いたかった自分としては泣く泣く候補外へ…

 

 ここでこの子持って帰ります!と言える人、素直に尊敬します。どうしても頭で考えてしまう人間なので…

 

 閑話休題です。

 

 といってもそのあと、レオパにします!と言って、その上の段にいた後の小雨であるアプターのレオパ2種類を比較、愛らしい表情と特徴的な柄だったので、そのままこさめちゃんの方をお持ち帰りしてしまいました。

 

 最高に可愛いですよね…

 

生体の選び方とか

 

 爬虫類の飼育経験があるとは言え、僕が飼育したのはあくまでワイルド、野生の個体です。

 

 ですから参考になるかはわかりませんが、少しだけ選び方を…飛ばしていただいても構いません。

 

 レオパを飼われる方だと、手に持って触れ合いたい!(ハンドリング)とか、普段の生活を観察したい!とか、色んな方がいると思います。

 

 ハンドリングしたい!な方は結構多いのでしょうね、SNSや知恵袋への質問を見る限り。

 

 もしそういうことを視野に入れるなら、お店でしっかりと観察をして、触れ合う事をオススメします。

 

 どうしても爬虫類です。元が群れで暮らす生き物ではありません。種類によっては、人間の視線すらストレスに感じてしまう子たちもいます。

 

 レオパ自体は繁殖が進み、徐々に人の目に慣れてきたとはいえ、それにも個体差があります。臆病な子は基本的に臆病なままです。

 

 なのでショップの店員さんに十分に慣れているような個体を探して、その子を選ぶ方がベターではあります。ベビーサイズ(生後3ヵ月)よりもヤング(3~半年)の個体の方が、十分人の目や触られることにも慣れている事があると思います。

 

 

 レオパの飼育に関してはペーペーなので、何言ってんだこいつ!状態かもしれませんが、面白くないから飼えない、なんて事には繋がってほしくないですから。

 

 

飼育器具

 

 ここからは飼育器具の忘備録です。ケージ、保温器具、その他工夫などをちょっと書いてみます…比較対象がないので、ここからは短め(予定)です。

 

 

 

 ケージ

 

 ケージ、水槽ですね。種類は虫取り用なんかに使われるプラ製、魚類飼育では鉄板なガラス製、あとはちょっと高価なアクリル製があります。

 

 値段はアクリル>ガラス>プラ な感じですが、ガラス製でも凝った作りになると高いので一概には言えません。

 

 オススメは傷がつきにくく、そこそこ安価なガラスケージですが、重量があるので、力に自信がないと掃除しにくくなってしまい、ケージ内の衛生状況が…なんて事にもなりかねないので、ケージを掃除する事なんかも視野に入れて考えるのがよさそうです。

 

ジェックス レプテリア300Low

 今使っているのはジェックスのレプテリア300Lowという両爬虫類用のケージです。

 

 

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セッティングはこんな感じ



 横30cm、奥行20cm、高さ30cmでレオパなら生涯飼育可能なサイズですね。

 

 上部が金網のメッシュになっているので、保温器具の取り付けにも対応しています。

 

 ですがレビューにもある通り、上部の蓋の部分が小さく、給餌や掃除には不向きで、尚且つレイアウトするにはちょっと手狭なサイズ感になっています。

 

 そして個体差はありますが、うちのこさめちゃんは少し臆病なので、「エサくれよ~!」な状態になっている時でも、上蓋を開けようとするとびっくりしてシェルターへ逃げ込んでしまいます。

 

 

 これはどうしてものか…と思って購入したのがこちら。

 

ジェックス グラステラリウム3030

 

 ジェックスの回し者ではございません…が、先ほどの不満点を踏まえての選択です。

 

 

 

ジェックス グラステラリウム 3030 PT2600

ジェックス グラステラリウム 3030 PT2600

 

 

 

 サイズは30cmずつの正方形で、全面が観音開きになっているため、給餌や水替えなどの作業がやりやすい!な商品です。

 

 まだ本格的に使用していないのですが、少し高さがある為、保温器具の効果が薄れることや、全面観音開きのロック機構の音が少し大きい…くらいですね。

 

 細かい使用感は追記することにします。

 

 ケージがふたつある現状については…これはもう少し広いところで飼ってあげたいという愛着と、日々の給餌や水替え等の手間を少しでも減らしたい…という思いがあったりします。

 

 手間がかかる分掃除や水替えを疎かにはしたくないですからね…とても面倒くさがりなので…

 

床材 

 床材ですが、これは店頭で使用されていたアスペンを購入し、そのまま使用しています。床材が変わると更にストレスを掛けてしまうかなと思い、そのままです。

 

 床材に関しても色んな意見がありますが、アスペンは砂と違い、少量なら食べても消化するので、問題なしと判断しています。

 

 キッチンペーパーやペットシーツは…汚れたら交換が楽という方もいると思いますが、個人的に交換頻度増やしたくなかったという理由でアスペンなのもあります…

 

 うんちしてあってもその周囲をゴッソリ取ってしまえばそこそこ綺麗ですからね…ただ傷みやすいので、1週間から10日で交換予定です。 

 

保温器具

 

 次は保温器具です。

 

 一般的な保温器具だと、ケージの下や横に貼るパネルヒーター、上部に付ける暖突、熱を照射する保温球、くらいでしょう。あとはエアコン使って室温を管理する方法もありますが、エアコン管理でもパネルヒーター等を併用するのが一般的です。パネヒは必要ない!という方もいらっしゃるのであしからず。

 

パネルヒーター ピタリ適温プラス1号

 

 これもショップの飼育セットにつけていただいたものです。

 

 

みどり商会 ピタリ適温プラス 1号

みどり商会 ピタリ適温プラス 1号

 

 

 

 パネルヒーターも結構種類がありますが、この商品とジェックスのレプタイルヒートというパネルヒーターあたりが安全面を考慮された商品ではないでしょうか。

 

 温度の急上昇を感知して自動で電源offしてくれたり、気温に合わせて温度が変わったり、ちょっとした安全機能がついています。

 

 パネルヒーターですが、ケージ底面に密着させて使わないと温度が上がらないものや、ケージ底面から少し離して使うものがあります。

 

 ピタリ適温プラスをケージ底面から離して使ってみたところ、触ってみてもずっと冷えたままなくらい温まらないので、銀マットをカットしたものを一番底に敷いて、その上にパネルヒーター、ケージの順番で置いています。

 

 正しい使い方とは違うかもしれないので、お試しの際は自己責任でお願いします。この対策をするまでは早朝20度とやや低めの温度まで下がっていましたが、25度前後までしか落ち込まなくなりました。

 

 

保温球 ZooMed商品

 

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ZooMedライトスタンド

 こちらは僕の自室がかなり寒くなるので、パネルヒーター以外の保温としてどれがいいのか店員さんと相談してオススメしていただきました。

 

 ライトスタンドとライトで5000円しないくらい…だと思います。ネットで探しても同じものが見つからないのですが、どちらかといえば少し安いくらいですね。

 

 zoomedというメーカーは今回初めて聞いたのですが、爬虫類用の保温球を初めて作った?メーカーらしい、みたいなお話を最近小耳にはさみました。

 

 40wなので、30×30くらいのケージまで使えるサイズでしょう。

 

 

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ZooMed 昼夜用保温球40w

 

 

 欠点を挙げるなら、ライトスタンドがクリップタイプではない為、取り付ける際に場所を選びます…高さのあるケージでも上に乗せるしかないので、温まらない可能性も出てきますね。w数アップしたらいいだけの話な気がしますが…

 

 

その他小物

 

シェルター

  陶器を使う事によって内部の湿度高める効果のあるシェルター、僕が使っているのはビバリアから最近出たハイドロボックスです。

 

 

 よく見るスドーのウェットシェルターと違って、上部のみ陶器製の為そこだけ交換可能だったり、シェルターは移動せずに掃除できたりします。

 

 

スドー ウェットシェルター L

スドー ウェットシェルター L

 

 

 個人的に見た目スドーのウェットシェルターの方が好きなのですが…新商品との事で買ってみました。

 

 入口が少し狭いのと、下部は普通のプラなので安っぽさが…あとは水入れがかなり浅いので、水がすぐになくなります。

 

 近いうちにスドーさんの方も買ってみます。

 

 

温度計

 

 ショップでセットになっていたのがこちら、

 

ニチドウ デジピタ マルチ温度計

ニチドウ デジピタ マルチ温度計

 

 

 

 吸盤タイプで文字も大きく見やすいのですが、湿度が図れない…と思って追加で、

 

 

ニチドウ マルチ湿・温度計

ニチドウ マルチ湿・温度計

 

 

 

 こちらを購入。温湿度計プラス電源入れてからの最高気温と最低気温を記録してくれます。

 

 

 ふたつあることによってケージ内の温度勾配も測れるので重宝しています。

 

 

 

まとめ

 

 

 ざっとこんなものでしょうか…かなり長くなってしまいましたが…

 

 個人的な覚書プラス、ちょっとしたオススメまでいろいろ書いてみました。

 

 爬虫類、可愛いんですよね。周りでも飼っている、または飼いたい!って方も結構いたので、誰かの役に立てたら幸いです。

 

 

 今後ツイッターなどにも成長記録をアップしていくので、どうぞよろしくお願いします。

 

 あとこの漫画、爬虫類好きならオススメです。飼育方法とかかなり細かく載ってます。そして面白い。